プログラミング用安いノートPCの選び方&おすすめ(’20/9更新)

PC

この記事は、今から本格的にプログラミングを始めたい!という方に向け、安価で最適なノートPCをどう選べばいいか、経験を踏まえて紹介したものです。

デスクトップ型のほうが普通は高性能ですが、ノートは持ち運びに便利です。「プログラミングに向くノートPC」に焦点を当て、解説します。

説明はいいから先におすすめメーカー・製品を知りたい方は、

をご覧下さい。

終盤で、おすすめの外付けディスプレイも紹介しています。

はじめに ー ネット検索で見つかるオススメは少し当てにできない

「という発言をネットで言われても」と思われそうですが…。

正直、「プログラミング PC」でGoogle検索するとアフィリエイト目的(要は広告収入目当て)のブログが多く出てきますが、信ぴょう性については怪しいものが多い気がします。

なので、この記事では、①それなりな性能のPCを②できるだけ安い価格で買う、そのための情報を提供しようと思います。

長年、仕事でプログラミング(と言うべきかシステム開発と言うべきか)をしてきましたので、一応、語れる分野ではあるかな…と。

(先に結論)何のプログラミングをするかにより異なります

プログラミングと言っても、実は色々あります。

未経験だけど勉強で触ってみたいとか、WordPress構築とか、PHPやJavaScriptで本格的なWebシステムを作成する…などなど。あと、Windows、iOS、macOSのアプリケーションを作ってみたい、とか。

macOSやiOSのアプリならMac一択だし、WindowsアプリならWindows(かWindowsを入れたMac)が必要です。後は、できるだけスペックの良いPCが必要です。

ただしWebサイト作成やPythonを使うなら標準的な性能のPCで全然OKです

どの程度のスペックを求めるかは意見が色々ありますが、基本的にはハイスペックなPCが良いけれど、何をするかによって求める水準が異なる、と思います。

Webサイト作成ならHTML, CSS, JavaScriptを使用しますが、これらはそれほどハイスペックな性能を求めません。標準的な性能でも問題はないです(ブラウザは最新のものを入れたほうがいいですが)。
あと、PythonやRubyを触ってみたい場合も(初心者の方が勉強目的で使う場合)、標準的な価格のPCで十分足りると思います(ただ大量のデータ処理するとかになるとスペックが良いほうがストレスがない)。

ただ、ローカルPCにWebサーバーを構築するとかならハイスペックがいい

WordPress構築やPHPを使用したWebシステム構築などでは、自分のPCにWebサーバーを立てたりする場合も出てくると思います。そんな場合は、できるだけハイスペックなPCを選ぶべきです。
勉強ではあってもサーバー上にある程度本格的なものを作るなら、仮想でテスト環境を作成したほうが安全ではあるので(ローカルPC上にそのまま環境構築する方法もありますが、ややこしくなります)。

まとめると、何をするかにより求められるスペックは異なるけど、高スペックな方が普通はストレスがない、でしょう。予算との兼ね合いもありますが。

趣味で初めてプログラミングを触る程度なら、多少スペックが良い程度で足りるかもしれません(仮想化ソフトなんて使わないだろうし)。

Windows or Mac?

PC選びの際、WindowsかMacで迷うのは、よくある悩みです。
プログラミング環境にする前提で、WindowsとMacのどちらが良いか、別記事にまとめていますので、どうぞ。

基本はハードウェア性能が高いのが良い

MacかWindowsに関係なく、プログラム開発用PCに求められるのは、この1点かと(上でも書きましたが)。

選択のポイント

ハードウェア性能は高いほうが無難です
予算との兼ね合いですが

というのも、プログラム開発は一般的に、重い処理になることが多いです。特に、次の3点は選ぶ際の第一のポイントです。

  • メモリ
  • CPU
  • ストレージ

メモリ

OSに最低必要な容量より多めが良いです。
Windows 10なら最低2GB必要ですが、8GB以上が推奨です。16GBもあれば余裕だと思います。
開発環境(IDE)でデバッグ実行(プログラムを1行1行逐次実行して中を確認する行為)したり、ネットで調べものをしたり(ブラウザはかなりメモリを食う)、色んなソフトを同時に動かすので、結構メモリを食います。
もし自分のPCにデータベースやWebサーバーを構築する場合、VMwareなど仮想化ソフトを入れると思いますが、そういう場合は16GBあれば安心でしょう。

CPU

IntelならCore i5以上が推奨です。より上位のCore i7なら、なお良しです。

ストレージ

HDDでも問題ありませんが、SSD推奨です。
記憶容量当たりの価格はHDDより高価ですが、読込速度が圧倒的に高速でストレスを感じません。SSD経験者がHDDに戻ると、あまりの遅さに嫌になるほどです(経験談)。256GB以上は欲しいところですが、仮想環境をつくるなどすれば容量を食うので、512GB以上あれば安心です(最近は512GBも多いです)。

補足1:グラフィック性能

ゲーム用PCは高価なGPUを搭載しているのでグラフィック性能が良いですが、VRや3Dゲームなど、必要なければ気にしなくて構いません。あと、ディスプレイはIPS液晶がきれいだし、コードも見やすいと思います(予算に合わせて下さいね)。

補足2:高性能でも安いPCメーカーはある?

あります。
HP(ヒューレットパッカード)とDellは性能を上げつつ、しかも価格も抑えることができます。

BTOメーカーなら安く買える

BTOメーカーは同じ品質でも安価にPCを提供可能です

正直、PCメーカーは好きなので問題ないですが、HPやDellなどのBTOメーカーは安い価格で性能の良いPCを提供できます。

BTO (Build To Order: 受注生産方式)

実店舗を持たず(店舗維持の費用を減らせる)ネットで注文を受け、中国など生産コストの安い国でPCを組立てて消費者に直接納品するため、品質を維持しつつ提供価格を安くできるビジネスモデル。

PCは高価ですが消耗品でもあります。BTOメーカーは、そういう需要から出てきたメーカーです。

ポイントは、品質・性能を落とさずに安く購入できる、というところです。

また、「引越ツール」など初心者向けソフトが付属せず、マニュアルも簡素です。それも安さの理由でしょう(それゆえ、「PCなんて全然分からない」人向けではない)。正直、ファイルを新PCへ移行する程度ならネットで調べれば分かりますし、プログラムを作るくらいなら知っておくべき…。

参考:(HPとNECの同等製品を比較してみる)

HPのSpectre x360 15と、NECのLAVIE Note NEXTの最安値モデルを比べてみましょう。
どちらも15.6インチディスプレイの個人向けハイエンドモデル。

HP Spectre x360 15LAVIE Note NEXT
OSWindows ProfessionalWindows Home
CPUCore i7-8750HCore i5-8300H
メモリ16GB8GB
ストレージ512GB(SSD)1T(HDD)
NVIDIA GeForce GTX 1050TiDVDドライブ搭載
価格¥165,000(税抜)¥176,800(税抜)

HPのほうが安い上に性能も上です。
CPU、メモリ、ストレージだけでなく、グラフィック性能でもHPが勝ります。
HPはDVDドライブが付属しませんが、Amazonなどで安く買えるので問題ないでしょう。

BTOメーカーは国内の企業でも存在しますが、個人的に使用した経験でおすすめできるのは、HP(ヒューレットパッカード)とDellの2社です。ちなみに、法人向けPCの分野ではこの2社はトップシェアなので、安心感もあります(私も実際使用してる)。

あと、レノボも安いメーカーですが、あくまで個人的印象ですが、キーボードや外装などの品質面では…HPのほうが良いです(なので、おすすめしました)。

おすすめ1:HP (ヒューレットパッカード)

個人向けと法人向けがありますが、個人でも法人向けモデルを購入可能です。個人向けは、オーディオ性能が良く、デザインもきれいです(法人向けはオーディオが簡素)。

同じ値段にしてCPUやメモリのスペックを上げるなら法人向けモデルも良い選択です。デザインがシンプルで、悪く言えばファッション性がないかもしれないですが。

店舗で見る機会があれば一度ご覧になることをお薦めします。同程度のスペックならNECや富士通よりは安いし、法人向けPCはさらに安いです。

おすすめPC (2020年09月 時点)

ミドルレンジ以上でピックアップしましたが、エントリー機でも大丈夫です(用途に合わせて下さい)。ミドルクラスがENVYシリーズで、最上位はSpectreシリーズですが、Netflixを見たり写真の編集も快適…です。ディプレイは15.6インチ以上が快適です(13インチ以下は小さくて見にくい)。あと、ディスプレイはIPS液晶がきれいでコードも見やすい。

ピックアップ1:AMDモデル

より安めのモデル。
15インチディスプレイ、メモリ8G、SSD 512GBで、¥82,000。

HP ENVY x360 15 (AMDモデル)

ピックアップ2:Intel モデル

¥109,800だとCore i5、SSD 256GB、メモリ8Gですが、CPU性能ではAMDより上でしょうか。Core i7も選べます。

HP ENVY x360 15 (Intelモデル)

ピックアップ3:Spectre X360

¥227,800〜と、ノートPCでは最上位モデル。ですが、メモリ16G、SSD 512GB、グラフィックの性能も良くてCore i7だと、これでも安いほうだと思います。

HP Spectre x360 15

AMDモデルはIntelより若干性能が劣ります(その分安いですが)。オーディオや画面に拘らないのであれば、さらに安いモデルもあるので、↓のリンクから辿ってみて下さい。

HP 個人向けノートPC

法人向けモデル(安価だけどシンプル)も、個人で購入可能です。HPのビジネスモデルはハードの頑丈さも売りの1つです。以下から、一覧を見れます。

法人向けのPCで安くて性能面でも悪くなさそうなものが、HP ProBook 650 G5です。性能面では上に挙げたPCに劣らないのに、価格が¥59,800です。その代りオーディオ品質などは削られており、液晶も普通です。

ピックアップ4:法人向けモデル

¥59,800〜とかなり安いです。実は私も使用してます。十分快適なスペック(SSDは必須ですが)。

HP ProBook 650 G5

2020/10/25(日) まで

週末限定セールを実施しているそうです(10/25まで)
今だけ特に安いので、参考までにどうぞ

少し内容が重複しますが、HPの具体的に良いPointを別記事でまとめています。

おすすめ2:Dell

BTOの先駆けとして有名なDellです。

HPより断然安価ですが、キーボードやマウスなど細々とした部品の品質については好き嫌いが出るかもしれません要するに若干劣る…小声)。ですが、故障しやすいなど致命的な事態は経験したことがないので、その辺はしっかりしてる印象です。キーボードやマウスは、後で買い替えれるし。

PCは個人向け、法人向けがありますが、法人向けを個人で買うことも可能です。ゲームやグラフィック性能にこだわらないなら、個人向け用途は、Inspironで十分足ります。

↓のリンクにあるInspiron 15 5000 プレミアムはバランスがよいです。
メモリ8GB、SSD 512GBで¥75,980。

法人向けは、Vostroシリーズ、Inspironシリーズの、ディスプレイ15インチ以上が良さそうです(他は本当にビジネス向け)。下のリンクから確認できますので、どうぞ。

おすすめ3:Apple (MacBook Pro)

おすすめというより、プログラム開発をするなら、MacBookはPro一択です。画面が小さいとコードの編集が辛いので、16インチくらいが良いです。でも、13インチは携帯には便利です。

Windowsに限った話: Home or Professional

Windows 10のエディションは複数あり、大抵、HomeかProfessionalのどちらかだと思います(EnterpriseとPro for Workstationsは個人で使うことは恐らくないでしょう)。
Professionalは、ビジネス用途を想定した機能があります(価格は少し高い)。

プライベートでの使用ならHomeエディションでも全く問題ないと思われますが、職場で使用する場合は確認が必要です。

使い勝手は基本的に変わりません。Professionalにしかない機能は以下の通り。

Professional エディションでしか使えない機能

Active Directoryのサポート

Active Directoryの意味が分からない…という方はこの項は飛ばして下さい。
Active Directoryはユーザー管理の仕組みです。勤務先のネットワークに自分のPCを接続する場合、Professionalエディションでないとダメという場合があります。しかし、家でしか使わないのであれば、全く気になくて大丈夫でしょう。

職場で使う必要がある時だけ注意してください

BitLockerによる暗号化

内臓ストレージのデータを暗号化する機能です。
PCが盗難に遭って中のディスクが取り出されてしまっても、暗号化しているため中を見れない、というもの。MacのFileVaultと同等の機能です。

Hyper-V

Hyper-Vは、Microsoftが提供する仮想化の機能です。
要はVMwareと同等のもの。ですが、VMware Workstation Playerは個人使用でなら無料で使用できるので、Homeでも代替は可能です(ただ、Hyper-Vのスナップショットの機能が便利だけど…)。

というように、Professionalは企業での使用を想定してるように思います。

補足:外付ディスプレイがあると快適(お金があればで)

外付ディスプレイは結構便利

SEの仕事現場では、2画面で作業をしている人が多いです。

あれは決して凝っているわけではなく、実際、快適だからです。これは、作業をしてみれば分かると思います。ある画面でプログラムを書きながら、もう1つはネットで調べ物をする…とか。

好みもありますが、個人的には90度回転できる縦置き可能なディスプレイがおすすめ。プログラムは縦長になるのが普通なので、縦に長いと快適です。ちなみに、この機能を「ピボット」と呼びます。

ただ、この種類のディスプレイはIPS液晶が多いので、基本的に高価です。

おすすめのディスプレイメーカーはEIZO

EIZOは有名な日本のディスプレイメーカーですが、良いものが多いですが、基本的に高価です。

実はEIZOは医療用ディスプレイのメーカーでもあり、病院の診察室によく置いてあったりもします(レントゲン画像などを表示する縦置きのものとか)。

もし買うとなると、一般用途のFlexScanシリーズか、画像処理に特化されたColorEdgeシリーズになると思います。ただ、ColorEdgeは輝度(明るさ)が高いので、ずっと見続けると目が疲れるかもしれません。プログラミングとか一般的な用途であれば、FlexScanがおすすめです。

EIZOのFlexScanをおすすめする理由は、一般向けディスプレイの中では一番目に優しいこと、これに尽きます。

長く使用するものだから、目の負担が少ないものが良いです。目の負担軽減に関するEIZO製品の特長についてはEIZOのサイトでも解説はされていますが、いちど店頭で実物をご覧になることをおススメします。ただ、上でも書きましたが、少し高価です。

EIZO公式のFlexScan直販サイトは、こちら。

直販サイトの価格とAmazonの価格はだいたい同じですが、ものによってはAmazonのほうが安いです。

例えば、こちらは個人的におすすめですが、直販だと¥41,580(税込み)ですが、Amazonだと¥38,906です(2020/9/26時点)。

Amazonで「EIZO FlexScan」で探せば沢山でてきますので、お時間があればご覧ください。

参考サイト

PCメーカー
HP
Dell
Apple
EIZO

サイト
・Microsoft『Windows 10 Home と Pro の違い
・マイナビニュース『新しい生産方式の「BTO」について知ろう 【ビジネス用語】

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