自作PCはマニア向けだが部品を流用すれば安く高性能化できる

PC

今までPC自作を2回したことがあります。

私が自作をした理由は勉強目的ですが、「市販を買うのと比べどちらが安いか?」と聞かることがあります。

結論としては、頻繁に部品交換をせず、賢く買えば、安価にPCを高性能化できます。

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先に具体例を見せます

流用可能な部品(PCケースなど)を使用して最新の部品を買った場合と、Dell・HPの最新モデルを比較してみましょう。

ディスプレイ抜きの、本体だけの価格で比較します。
(ディスプレイも流用できる)

DellHP(Hewlett Packard)は有名なBTOのメーカーで、ある程度安心感があり比較的安く手に入ると言えば、ここでしょう(マウスも安いですが、今回はこの2社で)。

補足
BTO(Build To Order:受注生産方式)は、ネットで受注を受けてから労働力の安い地域で組立・納品するもの。家電料品店を中抜きするので同じ性能でも安くPCを手に入れるので、日々高性能化していくPCを買う側にはメリットが大きい。

具体例ですが、例えば、PCケース、電源、ディスクドライブ、データ用HDDを過去PCから流用し、以下の部品を新規に買ったとします。新しく必要な金額は、\159,995(税抜:以下同様)です。

部品製品名値段
M/BASUS Intel H370\10,789
CPUIntel Corei7-9700K\47,556
メモリCFDDDR4-2666 16GB×2\22,700
SSDIntel 480GB SAT 6Gb/s\32,603
グラボSAPPHIRE PULSE RADEON RX 580 8G\20,559
OSWindows 10 Pro\25,788
\159,995(合計)

CPUやストレージを最新にするのに併せてM/B(マザーボード)も買い替える必要があったり、自作とは言え、お金がかかります。

では、DellとHPでほぼ同等のスペックにカスタマイズした場合の値段は、以下の通り。

Dell: \183,880 (グラボだけ若干高性能、光学ドライブなし)
最新のDellのゲーム用PC(この用途が大体はハイスペック)は、Dell G5を参考にした場合、グラボだけがNVIDIA GeForce GTX 1660 Ti 6GB GDDR6(メモリは少ないけど性能はやや高め)で、他の構成はほぼ同等だけど、光学ドライブは別売。値段は\183,880。

HP:\163,000 (CPUとメモリは性能落ち、他は同じ)
HPのPavillion Gaming Desktop 690のアドバンスだと、CPUはAMDでやや性能落ち、メモリは16で半分のサイズ、グラフィック性能・SSDは同じで、値段は\163,000。

自作パーツを流用したほうが、安い価格で高性能化可能です。

電源や光学ドライブも消耗品ではありますが、大抵1万円もしません。

自作PCは一度作ってしまえば、後々、部品を個別に買うだけで比較的安く高性能化できます。

但し、ちょこちょこグレードアップすると結局は高くつく

私はマニアなので、よくやります。

SSDを安物からIntelのにしたり、Blu-Rayの光学ドライブにしたり、メモリを余分なまでに積んだり(仮想環境を作るからですが)。

買い替える時だけお金を使うならお得ですが、マニアックに色々付け足すとお金がかかるので注意です。

PC自作は高リスクなのでよく考えて試して!

部品選びには時間も手間もかかる

部品選びは醍醐味ですが、Amazonや価格.comで値段を比較したり、部品がマザーボードに適合しているかを調べたり、時間も手間もかかります。

マニアは好きでしょうが。

失敗しても自己責任

グラボとマザーボードの相性が良くなかったり、マザーボードのBIOSに不具合があったり、新発売の部品にはトラブルも伴います。

メーカー製はその辺りの心配が要りません。
サポートも付いてきますし、不良があれば交換してくれます。

PC自作では、そういうことはできません。

捨てる時も手間

お住いの自治体によりますが、PCを廃棄する時、面倒な手間を踏まないといけない場合があります。

最近は自作であれPCを無料で引き取ってくれる業者もあり、自治体と提携してる業者もあるようです。

市販PCは大抵「PCリサイクルマーク」があり、購入時にリサイクル料金を支払っているので、廃棄の際に特に料金は要りません。

でも、自作PCには「PCリサイクルマーク」はありませんので、PC3Rなどに料金を払って自分で梱包し、郵送で引き取ってもらう必要があります。

でも、やってみると結構おもしろいよ!

PC自作は一番最初はお金がかかるかもしれませんが、パーツを流用していけば、安価に高性能化できるので、興味があるマニアにはお薦めかもしれません。

私は勉強(凝り性なので)で始めた自作ですが、最初はイライラしながらでしたが、でも、完成したものが使えるようになると、結構嬉しいです。

知識も格段に付きます。

興味があれば、ぜひ、試してみてください。

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